堺なかもず相続相談センターの
相続手続きに関する相談事例
なかもずの方より相続についてのご相談
2023年04月04日
司法書士の先生、相続手続きがすべて完了するまでの期間を教えてください。(なかもず)
私はなかもず在住の男性です。先月なかもずの実家に暮らしていた父が亡くなり、相続が発生しました。母は私が幼い頃に他界しておりますし相続について頼れる親族もいないので、相続人である私と弟の2人で協力して相続手続きを進めようと思っています。
相続手続きは初めてなのですが、すべての手続きが完了するまでにどの程度の期間を見込んでおけばよいでしょうか。もし長くかかるようでしたら、専門家に依頼することも検討しています。(なかもず)
相続手続きが完了するまでのお時間は財産の種類によって異なります。
相続のお手続きにかかるお時間は、相続した財産の種類によって異なってきます。ここでは相続手続きが必要となる一般的な財産として、金融資産と不動産の2種類についてご説明いたします。
①金融資産のお手続き
金融資産は現金、預貯金、株などを指します。これら金融資産は、被相続人(亡くなったお父様)の所有していた口座の名義を被相続人から相続した相続人へ変更するか、あるいは解約して現金を相続人で分け合っていただくこととなります。いずれの方法であっても、まずは申請に必要な書類(戸籍謄本一式、各金融機関の相続届、印鑑登録証明書、遺産分割協議書など)を揃えていただきます。必要書類は各金融機関によって多少異なることもありますので事前に確認しておきましょう。
書類の収集にかかる期間は目安として1~2ヶ月ほどです。そこから金融機関での処理に2~3週間ほどかかるとお考えください。
②不動産のお手続き
不動産はご自宅等の建物や土地を指します。こちらの手続きも金融資産と同様に被相続人の名義を相続した相続人へ変更していただきます。この時に必要となる書類は戸籍謄本一式、固定資産税評価証明書、被相続人の住民票の除票および相続する人の住民票、印鑑登録証明書、遺産分割協議書などです。これらの書類を揃え、法務局に登記申請を行います。
こちらも書類の収集に1~2ヶ月ほどかかると見込んでください。法務局への登記申請後は2週間ほどで手続きが完了します。
以上が一般的な手続き内容と必要となる期間のご説明となりますが、ご状況によってはさらにお時間がかかる場合もあります。例えば被相続人が自筆証書遺言を残していた場合や、相続人の中に未成年者や行方不明者がいる場合は家庭裁判所に申し出をしなければなりません。法律の知識が求められますので、相続の専門家に相談されるとよいでしょう。
堺なかもず相続相談センターでは、なかもずにお住まいの皆様のために相続のお手続きの代行を承っております。是非一度堺なかもず相続相談センターの初回無料相談までお問い合わせください。なかもずの地域事情に詳しい司法書士が親身に対応させていただきます。
なかもずの方より遺産相続についてのご相談
2023年01月06日
司法書士の先生にお伺いします。財産が不動産のみの場合、どのように遺産相続すればいいでしょうか。(なかもず)
先週、なかもずに住んでいた父が亡くなりました。母は数年前に亡くなり、子どもにあたる私と弟と妹の3人が相続人になるかと思います。父の財産を調べたところ、現金はほとんどなく、なかもずにある自宅が相続財産になりそうです。代々受け継いでいる土地ですので、売却はしたくありません。自分でも遺産相続について調べてはみましたが、兄弟間でどのように遺産相続すれば良いか分からず困っています。どのようにすればいいか教えていただきたいです。(なかもず)
遺産相続で財産が不動産のみの場合、現金化せずに遺産分割することはできます。
まず最初に、遺言書が残されていないかを確認しましょう。基本的には法律で決められている通りに遺産相続を行いますが、遺言書が見つかった場合は、遺言書の内容通りに遺産相続を行うことになります。したがって、遺産相続の手続きを進める前にお父様が遺言書を残していないか、遺品整理の際にしっかりと確認しておくと安心です。
遺言書が見つからなかった場合は、遺産分割を行いましょう。遺産相続が発生した場合、残された財産は相続人の共有財産となります。この共有財産をどのように分けるか相続人同士で話し合い、遺産分割をします。
今回のケースでは、不動産を現金化せずに遺産相続したいとのことですので、代償分割という方法をおすすめいたします。
代償分割とは、相続人の誰かが遺産相続し、財産を受け取っていない相続人に代償金または代償財産を支払う方法です。この方法で分割すれば不動産を手放さずに遺産分割することが可能です。例えば、自宅に相続人の誰かが住んでいるケースなどに有効な方法ですが、不動産を遺産相続した相続人が代償金を支払える分の資産を持っていないと難しいです。
今回のケースには当てはまりませんが、その他にも不動産を遺産分割する方法として、換価分割と現物分割という方法があります。
換価分割とは、財産である不動産を現金化し相続人同士で分け合う方法です。
現物分割とは、不動産を現金化せずにそのまま分割する方法です。相続人と同じ数だけ遺産相続する不動産がある場合は有効な方法ですが、不動産評価が同じとは限りませんので、全員が納得した上で進める必要があります。
堺なかもず相続相談センターでは、なかもずにお住いの皆様の遺産相続についてのご相談を受け付けております。相続の専門家が丁寧にご説明させていただきますので、遺産相続のお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。無料相談をご案内させていただきます。
なかもずの方より相続に関するお問い合わせ
2022年10月04日
父の相続人である母が認知症です。相続手続きをどう進めればいいのか司法書士の先生教えてください。
先日、義理の父が亡くなり、なかもずにある葬儀場で無事に葬儀を終えることになりました。義理の母は既に数年前に他界しております。この度、私の妻と妻の妹が義理の父の遺産を相続することになったのですが、私の妻がこのような事務手続きが全くの不得意であることと、妻の妹が遠方に住んでいることから、私が代わりに手続きをしてほしいと妻に頼まれてしまいました。私も定年退職をして時間には余裕があるため、もしも私のような素人でも手続きが出来るのであれば、自分で済ませてしまおうと思っています。財産といえるものは、なかもずにある自宅ぐらいです。(なかもず)
相続手続きはどなたでも進めることが可能です。
相続手続きはご自身で進めることは可能ですが、中には期限が決まっている相続手続きもありますので、慎重に確認して進めていきましょう。
まず一番最初に必要な手続きは戸籍収集による相続人の確定です。実際の相続の手続きを行う場合には義理のお父様の相続人が誰になるのかを調査し証明する必要があります。ご相談者様は、奥様と奥様の妹の2人のみが相続人とおっしゃっておりましたが、もしも他の法定相続人の存在を知らず遺産分割協議したとしても、その遺産分割は無効になってしまうのです。こうしたことから、被相続人である義理のお父様の戸籍収集をすることで、相続人を確定させるのです。
必要となる戸籍は、被相続人である義理のお父様が生まれてからお亡くなりになるまでの全ての戸籍と相続人の現在の戸籍です。多くの方は生涯の間に、複数回転籍をしています。戸籍謄本は各自治体へ問い合わせる必要があるため、全ての戸籍謄本を取得するためには、過去に戸籍の置かれていた各自治体への問い合わせが必要です。また戸籍謄本は、不動産の名義変更や財産調査にも必要となるので、戸籍収集は必ず必要となるでしょう。
取り寄せたい戸籍を自治体が遠方にある場合などは郵送で取り寄せることも可能ですが、届くまで日数を要することや、請求できる権限を証明するための別の書類が必要となるなどの手間がかかります。
相続手続きは多くの方が人生のうちに何度も経験することではありません。期限内に相続手続きを済ませるためには、相続開始時から必要な書類の収集は早めに行うようにしましょう。
堺なかもず相続相談センターは、相続手続きの専門家として、堺エリアの皆様をはじめ、堺周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
堺なかもず相続相談センターでは、ご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、堺の地域事情に詳しい司法書士が親身になってサポートさせていただきます。まずは堺なかもず相続相談センターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。堺なかもず相続相談センターのスタッフ一同、堺の皆様、ならびに堺で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。