堺なかもず相続相談センターの
相続手続きに関する相談事例
堺の方より相続についてのご相談
2022年08月03日
司法書士の先生に相続手続きの流れを教えていただきたい。(堺)
はじめまして。私は堺に住む50代の会社員です。私には70代の父親と弟がいますが、父は持病があるため入退院を繰り返しています。今は元気で、自宅で一緒に暮らしていますが、もしもの時に備え、先のことを考える必要があると思うようになりました。先立って、相続について理解しておくべきと思い問い合わせました。相続手続きについては全くの初心者ですので、まずは相続の流れをざっくりと教えていただけないでしょうか。また、相続手続きについて今のうちからやらなければならないことなどありましたらご教示下さい。(堺)
相続手続きをするにあたり、お父様がお元気なうちに遺言書を書いてもらうと安心です。
ご逝去後の準備をすることは縁起でもないと思われる方もいらっしゃいますが、死後にやらなければならない手続きは想像以上にあります。余裕をもってご家族を見送ってあげるためにも、今のうちからご準備されることが非常に重要です。
まず、お父さまには遺言書を作成してもらいましょう。お父さまのお元気なうちに、お父様の財産を誰にどのくらいあげるかなど具体的に記載してもらいます。基本的に遺言書の内容は民法で定められた法定相続よりも優先されるため、遺言書のある相続では遺産分割協議を行う必要がなく、ご遺族の負担は大きく軽減されます。
ここからは遺言書が遺されていなかった場合の相続の流れをご紹介します。
①相続人の調査
相続人を確定するため、被相続人の出生から死亡までの全戸籍を収集します。結婚や転勤などで転籍した場合は過去に籍を置いたすべての役所で戸籍を集める必要がありますので時間がかかる可能性があります。なお、のちの手続きで必要になる場合もありますので相続人の戸籍謄本も取り寄せて保管しておきます。
②相続財産の調査
被相続人が所有していた全財産(現金や不動産などのプラスの財産および借金や住宅ローンなどのマイナスの財産)を調査します。ご自宅が持ち家の場合はご自宅と所有する不動産の登記事項証明書、固定資産税の納税通知書、銀行の通帳などを集め、相続財産目録を作成します。
③相続方法を決定する
遺産の相続方法を決定します。相続放棄や限定承認をする場合は期限があるため注意して下さい。
④遺産分割を行う
相続人全員で遺産分割協議を行い、遺産の分割方法について話し合います。まとまった内容を「遺産分割協議書」に記し、相続人全員で署名・押印します。遺産分割協議書は相続した不動産の名義変更の際などに必要となりますので保管しておきます。
⑤財産の名義変更を行う
不動産や有価証券などを相続した場合は、被相続人からご自身へ名義変更手続きを行います。相続手続きは予想以上に複雑で難しい分野となります。まずはお気軽に相続の専門家にご相談ください。
堺なかもず相続相談センターは、相続手続きの専門家として、堺エリアの皆様をはじめ、堺周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
堺なかもず相続相談センターでは、ご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、堺の地域事情に詳しい司法書士が親身になってサポートさせていただきます。まずは堺なかもず相続相談センターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。堺なかもず相続相談センターのスタッフ一同、堺の皆様、ならびに堺で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。